教頭が大麻「自分で吸うため」自宅に所持し逮捕(スポーツ報知)

 奈良県警組織犯罪対策1課などは30日、自宅に乾燥大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)の疑いで大阪府立福井高校(茨木市)の教頭、小島靖司容疑者(49)を現行犯逮捕した。教諭や生徒を指導する立場として、昨年12月には警察による薬物乱用防止教室に参加していたことも判明。教頭のとんでもない不祥事を受け、橋下徹知事(40)も謝罪した。

 薬物汚染は、教育現場の指導的立場である教頭にまで及んでいた。奈良県警によると、逮捕容疑は30日午前7時ごろ、大阪・東成区の自宅クローゼット内に乾燥大麻を隠し持っていた疑い。乾燥大麻は1グラム未満とみられ、県警は詳しく鑑定する。

 同県警生駒署は、「小島容疑者が大麻を持っている」との情報提供から捜査を行っていた。大麻はビニール袋に2重に包まれ、金属製のキセルと一緒にリュックサックに入っていた。小島容疑者は「自分で吸うために持っていた。大麻は3、4年前から吸っていた」と容疑を認めている。

 また、小島容疑者は昨年12月の終業式の際、警察により開かれた「薬物乱用防止教室」に参加していたことも明らかになった。同教室に参加した時にはすでに日常的に吸引していたとみて、同県警が校内での使用の有無などを調べている。

 この日、同県警は小島容疑者の自宅や、福井高の職員室や更衣室のロッカーを家宅捜索し、職員室から日記3冊を押収。今後は入手先や譲渡の有無について調べる。同校の勝部幸校長は「非常に優秀なテキパキと仕事をこなす教頭で、警察から連絡を受けたときは信じられなかった」と、動揺を隠せなかった。近日中に生徒や保護者への説明を行う予定だ。

 小島容疑者は大阪府立高津高校、大阪市立大を経て、1984年に社会科担当の教諭に。府の教育振興室指導主事なども務め、07年から同校の教頭として勤務。逮捕前日の29日も普段と変わらない様子で出勤していた。4月からは別の高校に異動する予定だったという。

 教頭逮捕を受け、橋下知事は「府民の信頼を損ねたことは大変申し訳ない」と謝罪。薬物汚染の深刻な実態に「1人の軽率な行為で府教育委員会全体の信頼が揺らぐことは非常に残念。教える側がやっているので言いづらいが、教育で徹底して規範意識を醸成しないといけない」と厳しい口調で述べた。

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